ビアグラスと泡の関係 各ビアグラスでの泡立ちと泡持ちの程度を比較するために、自作の測定措置で 次の手順で測定しました。ビールはサントリープレミアモルツ(8-9℃)を全て使用。 注ぎ方は、注角が水平に対して11.5°、落差が160±15mm、注ぎ時間は3秒。 泡はビールの容量で比較するのではなく見た目と同様、真横に投影した泡とビール の高さを物差しから読み取りましたりました。瞬時に読み取るのは困難ですから デジカメで注ぎ後5秒、30秒、60秒、90秒、120秒を撮影しました。その写真を リスト中に掲載しました。この写真から泡立ちや泡持ちの良し悪しが直感的に理解 できるのではと思われます。 ・泡立ちの指標(F5)として、5秒後のビール中に占める泡の割合を%で表記 (全てが泡になれば100%、全く泡立たなければ0%です) ・泡持ちの指標(HR120)として、5秒後に存在していた泡(%)と120秒 後に存在している泡(%)の差を100から差し引いた値で表記 (もし全く泡が不変で消えなければ100%、全部消えたとすれば0%です) これらはあくまで現実的に家庭で缶や瓶からビールを注ぐ場合を想定しており、 サーバーからの注ぎやあるいは、非常にゆっくり泡立たないように注ぐことなど は想定しておりません。尚、データは逐次増やしていきます。 ランキングは泡立ち泡持ちのバランスを考えてF5の偏差値とHR120の偏差値の 合計点からです。これはグラスの良し悪しを言っているわけではなく、単に統計処理 をした値で参考程度です。泡立ち重視のビールであればF5が良いグラスを、泡を 持続させたいビールにはHR120が良いグラスを、いやアロマを際立たせたい なら、むしろ泡立ちや泡持ちの少ないグラスを選ぶべきかと考えます。 この手法ではグラスの最大内径とF5に相関が認められ、大内径のものは泡立ちに不利な結果となっております。 |
ランキング | グラス名 | 上段:型 中段:容量 下段:内径 (最大部分) |
泡立 F5 |
泡持 HR120 |
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泡立ち&泡持ち 5 30 60 90 120秒 |
1 | プレミアムモルツ | ピルスナー 320ml 52mm |
66% | 33% | ||
2 | The beer hunter |
フルート 300ml 69mm |
71% | 34% | ||
3 | 銀河高原 | タンブラー 240ml 55mm |
77% | 40% | ||
4 | プレミアムモルツ | ジャグ 380ml 70mm |
79% | 42% | ||
5 | 武蔵野工場グラス | タンブラー 420ml 72mm |
73% | 34% | ||
6 | プレミアムモルツ | バイツェン 240ml 63mm |
77% | 42% | ||
7 | 標準品 完全円筒形 (ノーブランド) |
タンブラー 250ml 55mm |
88% | 49% | GIFアニメあります | |
8 | LUTE | 特殊丸底 480ml 80mm |
60% | 35% | ||
9 | ヒューガルテン ホワイト | タンブラー 300ml 81mm |
90% | 53% | ||
10 | Erdingere | バイツェン 380ml 73mm |
95% | 56% | ||
11 | Grand Cru | チューリップ 360ml 83mm |
53% | 34% | ||
12 | ノニック | パイント 250ml 71mm |
83% | 51% | ||
13 | さがみビール | タンブラー 280ml 70mm |
66% | 43% | ||
14 | 禁断の 果実 |
カリス 400ml 93mm |
47% | 32% | ||
15 | Duvel | チューリップ 570ml 98mm |
52% | 36% | ||
16 | ネストビール | タンブラー 300ml 65mm |
65% | 44% | ||
17 | ベアレン | パイント 360ml 57mm |
78% | 53% | ||
18 | The beer hunter |
スニフター 450ml 103mm |
36% | 31% | ||
19 | GUINESS | パイント 360ml 63mm |
88% | 61% | ||
20 | Orval | カリス 360ml 101mm |
50% | 45% | ||
21 | Paulner | ジャグ 630ml 87mm |
55% | 48% |